最近、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めてしまう――こんな経験はありませんか?
不眠症は、眠りたいのに眠れない状態が続き、日中の活動に支障をきたすことが特徴です。ストレスや生活習慣、カフェインの摂りすぎ、就寝前のスマホ使用などが原因になることもあります。放っておくと集中力の低下やイライラ、うつ症状などを引き起こすことも。まずは毎日同じ時間に寝起きする、寝る前にリラックスする習慣をつけるなど、生活リズムの見直しが第一歩です。それでも改善しない場合は、医師のサポートでよりよい眠りを取り戻すことができます。
「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「朝早く目が覚める」など、不眠のタイプに合わせて、お薬の選び方が変わってきます。
◎ 寝つきをよくする薬(入眠剤)
作用が早く、眠りに入りやすくするタイプ。効果は短時間なので、翌朝に持ち越しにくいのが特徴です。
◎ 中途覚醒を防ぐ薬
夜中に目が覚めやすい方には、持続時間がやや長めのお薬を使用することもあります。
◎ 漢方薬
「体力がない」「ストレスが強い」「冷えがある」など体質や背景に合わせて、抑肝散(よくかんさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)や酸棗仁湯(さんそうにんとう)などの漢方を選ぶこともあります。
症状や生活スタイルに合わせて、医師と一緒に無理のない方法で眠りを整えることが大切です。気になる方はお気軽にご相談ください。