症状から見分ける、アレルギー・風邪・インフルエンザ
原因について
風邪・インフルエンザ
主に、アレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因物質)を吸い込むことで発症します。
具体的には、花粉やダニ・ハウスダスト、ペットの毛やフケ、カビなどです。
アレルギー性鼻炎
主に、ウイルス感染によって発症します。 風邪:ライノウイルス・アデノウイルス・RSウイルス・パラインフルエンザウイルス・エンテロウイルスなど インフルエンザ:インフルエンザウイルス(A・B・D型)
症状について
アレルギー性鼻炎・花粉症 | 風邪 | インフルエンザ | |
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全身の痛み(筋肉痛・関節痛) | ない | ほとんどない | 急激に進行し、症状が酷い |
熱 | ほとんどない・出ても微熱 | 微熱が多い(~38℃) | 高熱が多い(38℃以上) |
鼻水 | 透明でサラサラした鼻水が止まらない | 初期から酷い・はじめはサラサラで次第に粘り気が出る | 後期から酷くなる |
くしゃみ | 何度も・ときには数十回続けて出ることもある | 出ることが多いが続いても3~4回 | 出ることがある |
鼻づまり | 症状が酷胃、長く続く | 症状が数日間続く | 症状が出る |
のどの症状 | 痛み・稀に腫れる・ときにイガイガ感がある | 痛み・腫れがある | 痛み・腫れ・症状が酷い |
咳 | 出ることがある | 数日続く | 症状がひどく、数日間続く |
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※例外もあるあめ、自己判断はせずかかりつけ医の医療機関を受診しましょう。
検査方法について
アレルギー性鼻炎・花粉症 | 風邪 | インフルエンザ | |
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検査 症状や問診を合わせて診断 |
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主に鼻・喉のぬぐい液からウイルスの有無を調べます(アデノウィルスなど) | 主に鼻・喉のぬぐい液からウイルスの有無を調べます(A・B型の診断が可能) |
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治療方法について
アレルギー性鼻炎・花粉症 | 風邪 | インフルエンザ | |
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治療 | アレルゲンを避け、発症しないようにする 症状が出たら、抗アレルギー薬などで治療する |
症状を抑えたり、和らげたりする薬で治療する(対症療法) | 抗インフルエンザウイルス薬で治療する |
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花粉症について
花粉が原因で起こるアレルギーの病気を花粉症と言います。。発症初期は、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの風邪と似た症状が見られます。簡単な検査で原因を調べることができます。原因を特定し、早期に適切な治療を行うことで、アレルギー症状を抑えたり、緩和させることができます。また、花粉の種類や飛散時期を把握しておき、予防や対策に役立てましょう。
花粉の飛散時期
- スギ:11月~4月
- ヒノキ:3月~5月
- カモガヤ:5月~7月
- ヨモギ:8月~10月
- ブタクサ:8月~10月
花粉の飛散時期
手洗い
石鹸を使って15秒以上丁寧に洗い、花粉やウイルスをこまめに洗い流しましょう。水は清潔なタオルで拭き取ります。
うがい
うがいでウイルスや花粉を洗い流すことができます。
マスク
アレルゲン物質の吸入やウイルスの飛散を防ぎます。
規則正しい生活
ダニなどのハウスダストなど、原因アレルゲンを除去していく生活が大切です。
予防接種
インフルエンザの予防接種が効果的です。