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冬の風邪予防法

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冬は気温と湿度が下がるため、ウイルスが長く生き残りやすく、どうしても風邪をひきやすい季節です。そこで大切になるのが、日常の小さな工夫です。まず意識したいのは室内の湿度で、乾燥した空気はのどや鼻の粘膜を弱らせてしまいます。加湿器がなくても、濡れタオルを干しておくだけで湿度はほどよく保てます。

外出の前には水を一杯飲んだり、のど飴で潤したりして、粘膜の乾燥を防ぐことが役立ちます。マスクも単なるウイルス対策だけでなく、のどの湿度維持に効果的です。また、体が冷えると免疫は落ちやすくなるため、首・手首・足首の“三つの首”を温めておくと風邪予防に大きくプラスになります。

さらに、睡眠と食事は「ほどほどに整える」ことが何より大切です。寝不足は風邪の最大の誘因となり、食事ではタンパク質と野菜をしっかりとることが免疫の土台になります。過度な飲酒は逆に体力を奪うので控えめに。そして、帰宅後の手洗いは最も効果的な習慣です。アルコール消毒よりも、石けんと流水でしっかり洗う方が確実にウイルスを落とせます。

こうした小さな習慣を積み重ねることで、冬の“風邪をひきにくい体”は十分につくることができます。無理なく続けられるところから、ぜひ取り入れてみてください。

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