私たちの体や心は、日々の生活や仕事、運動、ストレスによって知らず知らずのうちに疲れています。大切なのは「がんばること」だけでなく、「しっかりリカバリー(回復)すること」です。リカバリーは、ただ休むだけでなく、体や心を整え、次に向けて力を蓄える大切な時間です。
たとえば、筋肉はトレーニングのあとに休むことで強くなり、脳も睡眠中に情報を整理して働きがよくなります。睡眠、バランスの良い食事、ストレスを和らげる時間は、すべてリカバリーの一部です。実は、人が成長しているのはトレーニングしている時ではなく、その後「休んでいる時」なのです。これは勉強や仕事で新しい事を学んだり習得したりしている時も同じです。ストレスがかかった後にしっかり休むことで、次にストレスがかかったときにも対応出来るようになると考えられています。
「頑張るために、休む」。これはとても大切で効果のある考え方です。疲れを感じたら、自分に甘いと思わず、休むことを積極的に取り入れていきましょう。